薬師山病院医師紹介

医師紹介

院長 河野 能士

2017年(平成29年)8月1日に泰井俊造前院長より引き継ぎ、薬師山病院院長を拝命致しました河野能士(こうのよしひと)と申します。
平成5年に京都府立医科大学を卒業して以来、京都・滋賀を渡り歩いて循環器内科・消化器内科・呼吸器内科を中心に研鑽を積み、平成23年からこの薬師山病院に赴任致しました。医師としてのキャリアは20年を越えたものの管理職としてはまだまだ赤ん坊同然であり、院長就任という重責を託されたことに身の引き締まる思いです。
現在、医療を取り巻く情勢や制度は目まぐるしく変化し、緩和医療の分野においてもそれは決して例外ではありません。特に昨今は、福祉・介護の充実が推し進められる中、在宅(ホスピス)ケアが急速に発展してきました。病気を抱えた方々やその御家族はできれば入院はせず、住み慣れた、自由に生活のできる自宅で過ごしたい・過ごさせてあげたいと考えるのは当然なのですが、当院の様な入院病床を持つホスピスの運営にとっては非常に厳しい現実が待っていると推測されます。ただ、これまでの様々な経験に培われた当院のケアは決して悪くないと我々は自負しており、足りないこと・できていないことは幾つもありますが、それは職員の力を集結し、地道にコツコツと解決していく所存です。今の世の趨勢に流されてしまい、在宅ケアと張り合って頑張るのではなく、どの様な世の中の流れであっても、常に「ホスピスの役割は何か」を意識して振舞うことができればと存じます。そして、ホスピスに入院せざるを得なかった方々やその御家族に対しては、どんな気持ちで来られたかにまずは思いを馳せ、何とかして穏やかな時間を作り、「ホスピスを選んで良かった。ここで良かった。」と思って頂ける様な場が提供できればと願っております。まだまだ不慣れな船頭ではございますが、これからも職員一同協力して努力してまいります。今後とも皆様の御指導御鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

副院長 平松 真

平成9年に自治医科大学を卒業後、10数年間、僻地医療、一般内科医(循環器、呼吸器、消化器等)、呼吸器内科医として働いて来ました。以前から薬師山病院のことはよく知っており、私が癌治療をしていた時は、積極的治療が困難な患者様を薬師山病院にお願いし、穏やかないい時間を過ごせたと喜んでいただけたのを覚えています。また、癌の患者様と接していると常に緩和医療のことを考える必要があり、私もH24年4月から当院で働かせて頂くことになりました。
当院の患者様は身体的苦痛、精神的苦痛(ご家族の方も)を持ちながら死と向き合い、限られた時間を過ごしておられます。それらの苦痛を少しでも緩和し、その人らしい穏やかな時間が過ごせるようにお手伝いさせて頂きます。そして当院に来て良かったと思っていただければ幸いです。

ホスピス部長 赤萩 照章

京都府立医科大学を卒業後、30数年間、京都第二赤十字病院の内科医として従事し内科全般に携わる中、特に悪性リンパ腫や骨髄腫・白血病などのいわゆる「血液がん」の患者さんを多く担当してきました。2018年に定年を迎え、4月より薬師山病院に勤務しています。
これまでの経験を活かしながら、看護師の仕事を助け、患者さんとご家族の苦痛を少しでも和らげ、その人らしい生活ができるように対処しようと努めていますが、まだまだ学んでいかなければいけないことが多いと実感しています。
目の前に山々を望む自然豊かな環境に立地するホスピスは、緑と四季折々の花の絶えない素晴らしい環境です。静かでゆったりとした時間の流れる院内で、スタッフは一人一人の患者さんのケアに集中できているように思います。また、大きな組織の歯車のひとつとしてではなく、事務員・ケースワーカー・薬剤師・栄養士・調理師・音楽療法士、清掃員にいたるまで職員が一丸となって取り組んでいるからこそ、患者さんからの信頼が厚く、満足度も高いのでしょう。その上、多くのボランティアの方々が温かな風を吹き入れてくれています。
世間では在宅医療に目が向いていますが、このようなホスピスがあることを医療従事者や一般の方々に広く知ってほしいと思います。私は薬師山病院に勤務する機会を得たことをとても光栄に思っています。